web版:ラッパー宣言(仮)

ビートでバウンス 唇がダンス

脱稿/ある会話/『愛の渦』/ほか

◇脱稿脱稿。『童貞論』。もうね、あれですね、童貞を分析するフリして自分の主張書いてますね。実際にそれを明言して書いてる部分があるけど、そこだけじゃなくて実は全部がそうです。自分でも今気がついた。
 文章のリズムが気に入らなくて、締め切り残り2日にして全部書き直した。でもその書きなぐり形式のおかげで、わりかし自分のリズムになったかも。前回の古谷実論があまりにもアウェーな感覚だったので、それよりは今回の方がうまくいった・・・かな?

アラザル原稿はとりあえず書き終えたので、文化系トークラジオLife『草食系男子の本懐』のポッドキャストを追っかけはじめた。内容的に割りとかぶってる部分が多く、いつもより多めに「ちがうんすよ!!」と話しに加わりたくなっちゃった。番組生で聴いてりゃよかった。それにしても二村ヒトシさんはホントうまいっすね。黒幕、Lifeとは別に二村さんでJUNKとかやってください。
 それにしても、ストリームのおしまいはすごく残念・・・。

◇「〜♪♪」「その曲どっかで聞いたことあるかも」「私もあんまり知らないけど、なんか頭に残ってる。明日、今日よりも好きになるんだって。イイ歌詞だね」「うーん・・・」「あ、嫌いな曲なんでしょ」「いや、別に普通だけど、」「何?」「なんかさ、好きって気持ちを比べるのってやだなあ」「え、どういう意味?」「今日の好きは明日の好きよりも下って言ってるじゃない」「えー言ってないよ」「言ってるじゃん。明日は今日よりも好きって」「だって、そう考えると嬉しいじゃん」「それはそうだけど・・・。でもさ、じゃあさ、今感じてる好きっていう気持ちはどうなっちゃうの?」「?」「ほら、好きっていうときって、昨日より好きだからうれしいねとかって考えないじゃん」「あ、そうかも」「だから好きってわざわざ比べる必要ないよね」「そうだね」。。。こんな会話があったらいいな。

ポツドールvol.18『愛の渦』。セックスが自意識を侵食し合う場でない今、誰もが空気を読み合って恥ずかしさを回避しようとする今、自意識がズタズタになる瞬間を目撃するなんて機会、そうそうお目にかかれない。でもそんなアナタも、この演劇を見れば大丈夫!現実と地続きの舞台に、日常の外を見つけることができるはず。土佐有明さんありがとうございます!!→http://www.webdice.jp/dice/detail/1311/

◇『アイズ・ワイド・シャット』。途中まで単純に、男の「浮気してやるぜ」「やっぱどうしよう」「浮気しない方がいいのかも」って葛藤のお話と思ってみていたけれど、最後の二人の会話聞いて、そうじゃなかったんだろうなって思い直した。フィクションにしろ現実にしろ、様々な危険やらをギリギリ奇跡的に回避していく人生の中、生きてるんだってことを確かめ合いましょっていう話を夫婦の葛藤の上に乗っけてるのかもしんないって。後からこの作品を思い出すと失笑ばかりしていた気がするんだけど、見てるときは結構前のめりになってた。

◇今日は『チェンジリング』を見てきた。この映画観た後、最終的に一番カッコイイ人って、アンジェリーナ・ジョリーだよねって思った。論理と母性の両軸を持ったら、誰も太刀打ちできない。マジ最強。多分その魅力に一番最初に気付いた存在が「女子」だったんだろうなあ。「女子」頑張れ。元々母性を持てるはずの存在だから、論理を身に纏えたら最強になれるってことか。でも男も頑張れ。母性って実は覚悟のことだから、腹決めれば男も持てるものかもよ。『ぐるりのこと』でも見て勉強しようw

◇そうそう、松本人志は母性の恐怖をよく知ってる人なんだろうなって思う。でも本人はすごく論理の人。だからこんなに好きなのかも。