作品殴り書きメモ
◇『四丁目の夕日』山野一
いや、かなりキツイ作品なんだけれど、なんというか作者がノリにノッてる感じがして、実は爽快さすら感じてしまう(汗)。内容に関してはもう言わずもがな、間違いなくトラウマンガ。でもなんていうか、巷で言われるほどの名作とは思わなかったなあ。
◇プロフィールに僕がyoutubeで集めてる動画を見れるようにリンクしておきました。よろしければ見てください。面白いのいっぱいありますよ。風見しんごのブレイクダンスとか。
◇なんだ今日は。寒くて泣きそう。
◇『塩狩峠』三浦綾子
これもトラウマモノだよねw
キリスト者としての行動とはつまり、神の視点を借りて万人を平等に愛するっていうことだから、列車の脱線事故を防ぐため、結婚を当日に控えた自らの体をもって他のいく人もの命を救うってのは、確かにキリスト者の行動に間違いないと思う。
けれども、それは“自分の命や家族との関わりがその人個人にとってはかけがえのないもの”っていうのが前提になっているからこその話であって、妙に相対化しまくってかけがえのないものがわからない人間にとっては、こういうシーンってヒーローになれる絶好のチャンスとしか見受けられないかもしれない。失われることの怖さに麻痺して、たとえ失ってもそれにリアリティが見出せない。自分が死ぬことに関してもそう。そんで、なんとなく「すげーヤツになりたいな」なんて思ってる人間にとっては、「別に自分的には生きてても死んでてもどっちでもいいし、だったら別に命あげてもおんなじだし」って気分でいると思う。もしかしたら脱線事故を期待するかもしれない。
『完全自殺マニュアル』みたいな肥大した自意識を嫌悪しながら、でも心のどこかで「やっぱ俺ヒーローになりてえ」って思ってしまう人間は、積極的に死を望むことのアホらしさを知っていながら、かといって積極的に生を満喫するわけでもない。とりあえず今生きてるわけだから生きてはいくけれども、何が何でもってわけじゃない。なんて思っているのではないだろうか。
◇『Life』〜親子関係〜の配信まだかな?