web版:ラッパー宣言(仮)

ビートでバウンス 唇がダンス

タダで情報を得る方法、たくさんあるね。

◇『絶対安全文芸時評』で本谷有希子江利子と絶対』が気になったので立ち読みしていたら、本屋がどうやら22時で閉店らしく、多分10ページも読んでない・・・涙。でも、たしかにこれは『僕といっしょ』ですね。明日は続き読めないなあ・・・。本谷有希子は『腑抜けども』しか読んでないけど、すっごいいいね、あれ。

◇切羽詰って痙攣している瞬間=爆笑を真実としていた『稲中』は思春期真っ只中だったってことですね。
 んで、思春期特有の、体力に任せた爆笑が維持できなくなった『僕といっしょ』では、切羽詰ることを前提にするイトキンと、切羽詰ることを回避しようとするすぐ起っていう対比が起こる。それによって、切羽詰る=本音がポロりする瞬間ではあるんだけど、それを信じることへのアンビバレントな気持ちが生まれるってわけですな。
 ついでに言うと、古谷実作品には、すんごく理性的で格好いい男も出てくる。『わにとかげぎす』のヤクザとか、『シガテラ』の谷脇とか。彼らはどんなに非日常的な状況でも、理性を失わず、飄々としている。彼らはもう、善悪の彼岸に立っていて、超然としているから格好いいのだ。
 自ら死ぬっていうのは、最後の理性だったりする。その意味において、『ヒミズ』は・・・。
 あ、古谷実論8000文字、この線で書き直そう。

◇『intoxicate』っていうタワレコで配ってるフリーペーパーをたまたま見つけたんだけど、オモシロイ!!そしてtenori-onのイベントも入場無料だそうなw。いっすねえ!!
 てか、最近ようやっとお勉強の必要性を感じて(遅い!!)、「雑誌をチェック」とかはじめちゃってたり。たしかに『インターコミュニケーション』ってチェックしたなかで今のところ一番充実してるかも。
 あと気になってるのはWBですね。早稲田文学。フリーペーパーらしいし。

◇ていうか、ホントこの活字が苦手な自分をなんとかせねば。マンガは読めるけど文字を追うのは苦痛、っていう典型的な活字離れ人間w。だって、小説とマンガって全然違うじゃん!!いや、そうなのか?
 小説みたいに文字で情景描写されても、どうしてもべったりした主観が離れない気がして、読みにくい気がするんです。まあそれいうならマンガだって実際はそうなんだけどさ。でもマンガは背景の書き込み具合とかコマ割とかによって「文体」っていうかそんなものを作り上げていくんだけれども、小説は読む人の頭の中で作り上げなきゃいけないから、面倒っていうわけじゃなくて、作者と言葉のセンスが違うとどうもしっくりこなかったり、てかまあやっぱりそれはマンガの絵でも一緒のことが言えるんだけれども・・・。
 ・・・・・・・やっぱ面倒なだけかw。じゃあ慣れるまでだねw