一日中妻と居た。
◇昼寝も食事も、一日中ずっと一緒だ。いつもの週末。
◇こないだ、seedaと道端ジェシカと俺が幼馴染っていう設定の夢を見て(非エロ)、起きてから恥ずかしくなったことがあった。それぞれ別に彼女とか彼氏とか居て、ちょっと、きらたかし『ケッチン』っぽかった。俺そろそろ26だぜ。
◇妻が注文してくれたバリカンが届いた。なんと5000円くらいする高級&高機能な品だが、ボーナスも出たので奮発。
僕は丸刈りにするのが好きなのだけれど、大抵のバリカンは、丸刈り用のアタッチメントが最長9ミリor12ミリ。その長さのボーズは妻が嫌う。なのでいつも20ミリくらいにしたいと思っている。
アタッチメントが20ミリまであるということで購入した前回のバリカンだが、しかしどうも刈りづらい。どうやら一口にバリカンと言っても、いまや丸刈りに使用するばかりではないらしい。こっちは様々な髪型を作ることが可能な「おしゃれバリカン」であったようで、アタッチメントの形状が丸刈り用とは違うのであった。
さて、そんな失敗を踏まえて購入した今回のバリカン。丸刈り用のアタッチメントがなんと18ミリまである。早速今朝、水泳に行く前に試したところ、わずか20分程で18ミリボーズが完成した。妻もこれは気に入ったらしく、自らバリカンを手に取り僕の襟足を揃えてくれた。
◇水泳は50分1700メートル。クロールのS字掻きももう大分身体に馴染んで来た。クリスマスプレゼントに、サポーターとゴーグルとシリコンキャップをもらったし、とにかく今は、前以上に水泳が楽しい。しかし道具ってのはすごいもんだ。今までは100均で買った、常に曇るゴーグルと常に滴る布キャップを使っていたのだけど、その10倍払っただけのことはある。体の重さすら違うように感じられる。
◇ロン・ハワード『ビューティフル・マインド』。あんまり面白くなかったけど、ジョン・ナッシュを友人の研究者(鮭缶)に置き換えて観ていると泣けた。あと、暗号解読の演出が『ダ・ヴィンチ・コード』と全く一緒だった。
◇ウェス・アンダーソン『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』。
家族は生と死の上に成り立つ。血縁によって保証されるのではない。生と死を共有する、という事実や決意や意志が、家族を形作る。登場人物たちが家族として結びつくことを決意したのは、犬の死を共有した瞬間だったように思える。
◇昨夜、小学校時代からの腐れ縁3人組で、我が家で飲む。妻は僕らのガキっぽいこの関係をあまり快く思ってはいない。いつかはそういうものから卒業しなきゃだめなんだ、と簡単に言ってしまえる妻には、やはりハル・アシュビー『さらば冬のかもめ』を見せねばなるまい。まあ多分泣かないと思う。多分マーティン・スコセッシ『グッド・フェローズ』を見せても、ただのハッピーエンドの物語として喜ぶだけだろう。悪友から離れられて良かったね、と。
しかしおそらく、そういう妻だからこそ、僕は最期まで一緒に居たいと思っている。
◇友達は永遠への願望を共有して成り立つが、夫婦は終わりを前提にするんじゃないだろうか。永遠には続かない一生を、相互に記憶し合おうという意志の発現が、つまりは結婚という形になる。
しかし、ふと思ったのだけれども、これは極めて男性的な結婚観なのではないだろうか。一夫一婦制でなければ困るのは男性の都合でしかない。。。まあ、この話は別の機会にまとめるかも。
◇Cornershop『Topknot』。なんか日曜の夜はこれ見たくなる。