web版:ラッパー宣言(仮)

ビートでバウンス 唇がダンス

24時。終電ひとつ前の喉の痛み。

◇風邪は引きたくない。

◇最近、仕事の要領が悪く、残業が多い。平日の息子の入浴や就寝は、専ら妻に任せっきりとなってしまっている。妻の話によれば、息子は消灯から寝付くまでの間、大変ないたずら小僧になるのだそう。

◇腹筋20回×5セット。皿洗い&米研ぎ。

アルフォンソ・キュアロントゥモロー・ワールド』。もちろん、私達の生活する世界においては、赤ん坊の存在に銃撃が止むなんて様子を目撃することはできないかもしれない。がしかし、だからと言って、この映画が理想を語る夢物語なのだと言い切ることは、焦慮に過ぎる。臨場感溢れる長回しのショットが、カメラに映るものは全て現実であることを主張する。私達の今生きているこの世界と地続きにあるかのようなこの映像群は、つまりそれが現実に起きている/起きるべきことである/起きたことであると訴える。でなければ、カメラに映りようがないではないか、と。
 ドキュメンタリは嘘をつく。が、その嘘は、素材である本当のことを積み重ねない限り、成立しない。嘘と本当は、矛盾なく両立することに思い至ったとき、はじめて私達は、それが立体像であることに気がつく。

◇芸人の嘘。

これぐらいの頻度で嘘が出てくる生活の方が、個人的には自然だと思ってしまう。