web版:ラッパー宣言(仮)

ビートでバウンス 唇がダンス

近況(?)など

◇やべ、気付いたら更新してませんでしたな・・・。メモとして走り書き用に作ったブログですが、最近はメモしようとする気すら起きなかったというこの怠慢をお許しくださいませ。

◇さて、気になったマンガとかを列挙して一言ずつ。

 『上京アフロ田中』(スピリッツ):同性同士の心地よい連帯が、なんとなーく崩れていくサマを描いてる最中。もちろんそこは『アフロ田中』。涙の別れ的なものは皆無で、気がついたらみんなばらばらになってるなあ、みたいな感じ。彼女を作る村田。上京した先で地元と似たようなコミュニティを作る田中。「別れ」をひとつのけじめとして区切るのではなく、曖昧になあなあな「拡散」として描く。そこに湿っぽい自己陶酔みたいなものは皆無なのに、なんとなく寂しさが現れたり。・・・スバラシイ。
 『カテキン』(ヤンマガ):これ連載一話目から分かるけど、単純なエロ系のようで、すんごく今日的なテーマを扱ってると思う。つまり、「何を信じて生きればいいかわからない」ってやつで、カテキンの主人公がとりあえず信じるのは思春期の性衝動。で、今週は彼が悲惨な童貞喪失を体験。いよいよ面白くなってきました。
 『すんドめ』(ヤングチャンピオン):実はこれ、昨日初めて読んだんです。ヤングチャンピオンって全然読んだことなくて、でも表紙がRioだったので、「改名してからただの美少女じゃなくて、きちんとAV女優になったなあ」って思いながらぱらぱらめくってたらこの作品に出会ったのでした。いや、なんつうか、主人公のこういうメンタリティって共感されるんだなって感じでちょっとびっくり。もうあれね。これも「何を信じて生きればいいかわからない」から、もう全てを好きな女の子に委ねちゃおうってことだね。しかしスゴイのは、主人公の好きな女の子は、二人の関係が自明であるにも関わらず、公然な関係・・・つまり付き合うことを選択せずに、いつまでも彼のものにはならない。これって彼にとっては不可能性が担保されるからいつまでも欲求および信仰の対象になりうるけれども、女の子側からしてみても「あなたのものにならない」のは別に自由でいたいからでもなんでもなくて、「あなたが大切だからこそ」「あなたのものにはならない」ってことをあえて選択してるようにも見える。多分ただ都合のいいヒロインを設定して甘えるような作品とは違うと思う。共感するし、多分これと似たようなカップルってめちゃくちゃいっぱいいるんだろうな。

◇えっと、切羽詰る身体ってことでごっつええ感じの『キャシー塚本』、それから江頭2:50、ホリケン、そして竹中直人を比較中。ホリケン、僕は認めません。鳥居みゆきまでいくと、もうメタとベタが不可分なので、それ以前にこうした切羽詰った痙攣系の笑いがどう受け止められてるのかを、ネタを通して見ています。youtubeって便利だなあ・・・。