web版:ラッパー宣言(仮)

ビートでバウンス 唇がダンス

脱稿/□□□や〜ば〜い〜

◇一個原稿書き終えて、あとは寝かして読み返して整える感じ。やれやれ。さて、アラザル用の原稿はどうしましょ。

◇就職活動も9月になってまたぼちぼちと始められそう。果たして僕は正社員になれるのでしょうか。

クチロロが9月に新作だって!!
 てかこれヤバイでしょ。ついにいわゆる「ラップです!」みたいなフローから抜け出して、「死んでみた」っていう一言が完璧に日常会話の口語リズム。日常会話の言葉のリズムをトラックに載せだしやがった!!やばいやばいやばい(汗!!

◇たとえば、ラップっていう言葉を使った表現でフローに意識的なアーティストっていうと、こんなんになるんだけど、そんなに面白いものとは思わない。言葉をメロディーにのせる感覚でやっていて、多分それってシンガーソングライターっぽい能力なんだと思うんだけど、ラッパーっぽい能力ってもっと「しゃべる」感覚に近いものなんじゃないかって。志人の能力はシンガーソングライター的って受け止めればいいだけで、ラップの新たな表現方法だって言われると、そうとは全然思わない。特にフローの点でいえばね。

◇それから、□□□の新作で楽しみなのは、いとうせいこうとのユニットOBKのお盆ソング(→http://www.10do.jp/ooo/blog/index.php)。なんかブログの過疎具合とか見てると新作にOBK名義の曲が収録されてるのかわかりませんがw。

◇スピリッツの読み切り。浅野いにお『東京』。やっぱダメだ。すごく苦手。
 いやね、別に浅野いにお自身はすごく悩んでるだろうし、それにすごく共感する人がいるのもわかる。つらいときはつらいもんですよ、やっぱり。けど、やっぱあんま誠実じゃないと思う。つらいことをつらいよ〜と大声だして喚くことに嫌悪感を持つっていうのがここでいう「誠実」ってこと。嫌悪感を持ちながらもついついつらいとこぼしてしまうことは仕方がないと思うんだけど、「僕はつらい」っていうのをなんの衒いなく描ける感覚がすごく苦手。浅野いにおの絵が光にこだわって物凄く美しい絵を描けるっていうのも、実はこうした衒いのなさから来てるんだと思ったり。
 やっぱ僕は(笑)をつけるような、自分を徹底的に疑うところからはじめる作品に誠実さを感じる。